NLPでおこなう簡単コミュニケーションテクニックまとめ。入門編。
NLPって何?
- Neuro-Linguistic Programmingの略。日本語では神経言語プログラミング
- NLPとは、3人の有名なセラピストの手法を研究し、それを体系化したもの
- NLPはコミュニケーションだけを目的としたものではないが、本稿ではコミュニケーションの部分の紹介に留める
まずはラポール(信頼関係)を構築する
- まずは相手との間にある程度の信頼関係が構築されていることが前提となる
- その信頼関係のことを、臨床心理学の用語でラポールという
- 相手とラポールを構築するテクニック的な手法としては以下の様なものがある
- ペーシング
- 話すスポードやトーンを相手に合わせたりすること
- 応用系として、質問する前に「質問していいですか?」など相手に決定権を渡すこともペーシングの一種?
- バックトラッキング
- 相手の言葉をそのまま返すこと
- 相手「ハンバーガーが好きなんです」自分「ハンバーガーが好きなんですね」(相手「そうなんです」)
- ミラーリング
- 相手の仕草を真似ること。
- 足を組むとか、首を傾けるとか
- わざとらしくやったら逆効果
ただこんな手法を意識しなくても、自然に相手と仲良く慣れる人いるよね。うらやましい。
プリフレーム
- プリフレームとは、相手に肯定的な先入観を持ってもらうこと
- ×例「へーいいアイディアですね。だけどxのところはどうなっているんですか?yはどうなんですか?」
- ◯例「いいアイディアですね!ぜひ実現させたいです!XXXさんの頭のなかのアイディアをより深く共有していただくために、いくつか質問させていただいきたいのですが、よろしいでしょうか?」
- ×例だと詰められている感じがしてしまう。◯例は自分が相手アイディアを認め、かつそれを成功させるために質問しているんだというフレームを作ってから質問している
メタモデル
- 人は自分の考えを伝えるときに、どうしても情報を欠落させてしまう
- メタモデルとは、その情報の欠落の仕方を3カテゴリ、12パターンにまとめたもの
- 3カテゴリとは、一般化、歪曲、省略。
- それぞれの説明や、12のパターンについては(http://www.nlpjapan.org/nlpword08.html)このあたりを参照のこと
ここまで書いてメタモデルは、あまりコミュニケーション関係無いなと気づいた。ので略
ミルトン・モデル
- なんとかミルトンさんという凄腕の催眠的な人がいたらしく、その人の手法を体系化したもの
ミルトン・モデル1
- 「現在起きていること」と「将来起きてほしいこと」を連結させて伝える
- ex「あなたは椅子に座っていて、そして体の力が抜けていくのを感じます」
- 本来関係ないはずの2つの事象が、まるで因果関係があるかのように感じて、体がその通りの反応をする
- ex「今日もていねいに掃除していますね。掃除が終わって今日の作業が終わったら、一緒に今後の計画を練るのを手伝ってもらえますか?」
ミルトン・モデル2
- 質問の主題の中に、前提を入れてしまう
- ex「あなたは学習することに深い興味がありますか?」
- 学習することに興味があることが前提となり、聞き手は自分の興味が「深い」かどうかを考える
- ex「あなたは気づいていますか、横顔も素敵だということに」
- 上記のように倒置系を使うとより効果的らしい
- ex「あなたは気づいていますか、横顔も素敵だということに」
参考文献
- 作者: 山崎啓支
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2013/01/30
- メディア: 単行本
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