おじさんAのプログラムメモ

30代のおじさんの主にプログラムについてのブログです

映画感想「聲の形」

よかった

感想

  • ただ原作が良すぎるので、原作が95点だとしたら、映画は80点くらい。

  • 映画の方が良かったという点は

    • ラスト。将也の物語として考えた場合、あそこで終わったのはベストだった
    • 全体的に、音楽よかった
    • 絵もいいよ
  • 原作の方が良かったという点は
    • 原作は各話ごとに構成がしっかりしていて、毎回ホロっとする終わり方だったり、次が気になって気になって仕方のない終わり方をしている。
      • 一話読むごとに、ちょっと余韻にひたるような。あるいは次がどうなるのか予測したくなるような展開
        • 「佐原ぁ」とか、植野の猫耳シーンとかね。
      • それが二時間の映画となってしまうと同じ表現はできない。
        • やろうものならテンポが悪くなってしょうがない
      • なのでそういった原作にあった各話のクライマックスの盛り上がりを敢えて抑えるような演出にせざるを得ない
      • それが、もったいないと感じた
      • というわけで京都アニメーションと山田監督には、ぜひTVアニメーション化をお願いしたい
    • 長束くんのうざいところもちゃんと描かれている所
      • 映画だといいやつな部分しか描かれていない
      • ファーストフードの長束くんの長台詞シーンは演出過剰な気もするけど
    • ガムシロエピソード入れてほしかった
    • 「このパンもいいパンだ」もほしい
    • 石田を確認してから、植野が猫耳を装着するシーン、それを見て動揺する石田も見たかった
  • その他
    • この映画のテーマ(原作も)は、コミュニケーションの難しさ、それでも伝えようとすること理解しようとすることの大切さ、といったようなものだと思うのだが、プロモーションの仕方だったりaikoの曲が恋愛全面押しっぽいのがミスマッチ
    • 恋愛が主題の映画として見ると中途半端に感じると思う