本「<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み 加藤公一 レオ」
<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み
- 作者: 加藤公一レオ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルがものすごく胡散臭い本。
だがその中身は非常に具体的で、実際のケースに基づいた生々しいことがたくさん書いてある本。 ECを運営していて、どうやって売上を伸ばしたらいいか悩んでいる人は、ぜひ一読してみることをおすすめする。 胡散臭い本のタイトルと裏腹に、この本に書いてあることはA/Bテストの結果に基づいたものなので、説得力もある。
ただあくまでマーケターの人の本なので、それぞれの施策にあるはずのトレードオフの部分がまったく考慮されていないように思う。 施策にまつわる作業量であるとか、セキュリティの部分であるとか。
なので、この本の内容を全て鵜呑みにするのではなく、ちゃんと自分で考えた上で参考にしていただきたい。
以下簡単に要約と感想。 カッコ内はおじさんの感想。
要約
広告のクリック率を引き上げる方法
本商品を売ろうとするのではなく、サンプルを無料や低価格で試してもらうことを広告の目的とすべき
- × ワンステップマーケティング= いきなり本商品を買ってもらおう
- ◯ ツーステップマーケティング = まずはお試ししてもらおう。その後本商品を買ってもらおう
特定のターゲットを狙ったコピーにする
- ◯「コラーゲンを無料で試したい30歳以上の女性の方へ」
続きがきになるようにじらしたコピー
- ◯「コラーゲンを選ぶ人が犯す3つの間違いとは」
タレントのの写真よりも、商品の写真を使う
媒体になじんた広告原稿デザインにする
- 周囲から浮いたあからさまな広告はさける。
キャッチコピー大事
広告作成とA/Bテスト
- 広告は必ずA/Bテストをおこなう
- キャッチコピー、写真、デザインそれぞれでA/Bテストをおこなう
- 順番はキャッチコピーだけを変えたクリエイティブを複数用意してテスト。(その後順に写真、デザインとテスト)
- で、最終的にキャッチコピー、写真、デザインでそれぞれナンバーワンの成績だったものを組み合わる
- 注意:要素のテストは必ず1つずつ。キャッチコピーのA/Bテストをするときに画像も変えたらだめ
LPのコンバージョン率を引き上げる方法
広告からは、広告専用のランディングページ(LP)へ誘導する
- サイトトップはダメ
- 商品ページもあまり良くない
LPはキャッチコピー、写真、申し込みアイコンをファーストビューに入れる
- キャッチコピーは左
- 写真は右
- 申し込みアイコンは下部中央に大きく
LPのキャッチコピーと写真は、広告のそれらと一致させる
申し込みアイコンの色は緑で、マウスオーバーでプルンプルンとエロい動きをつける
- (このスマホの時代にか!?)
ランディングページのオファー名称はモニターにする
- サンプル、トライアル、お試しなどある中で、一番効果が高いのがモニター
ランディングページにお気に入りに登録するボタンを設置する
- ユーザーは比較検討しがちなので。
LPの見出しにインパクトのある言葉を入れる
写真の下にはキャプションを入れる
- 何かと見られる
LPのシナリオは1に情報、2に商品提案の流れ
- 1.不安感を増大させる情報を提供
- 2.解決策として商品を提示する
すべての文字は画像文字で見せる
- 客は文字を読むのではなく、見る
- 強調したい言葉は赤文字に黄色背景のマーカー
- 強調文字だけを流し読みすれば、メッセージが伝わるくらいの気持ちで
- (まじで画像文字?)
お客様の声には「写真、本名、年齢、地域」を手書きで
申し込みフォームの手前には追伸で最後のひと押しを
- 先着1000名様限定のチャンスです etc
LPと申し込みフォーム一体型にして、遷移を短くする
- LP -> 確認画面 -> 完了画面
成果報酬型広告からやってきたユーザーには、本気ならチェックボックスを設置する
- ポイント目当てだけで無料モニターに申し込みユーザーをなるべく排除できるように
エントリーフォーム最適化
- 各フォームは大きめに見やすく
- 未入力部分は枠内をグレーに、入力し始めると白く
- 必須項目と、残り数を明確に
- 名前のふりがなは自動的に入力されるように
- (間違ったふりがな入るとうざくない?)
- 郵便番号を記入すると、住所が勝手に入力されるように
- (ブラウザも勝手にやってくれたりするからなあ)
- 全角・半角の自動切り替え
- 入力不備はリアルタイムで
- 申し込みボタン押してからじゃ遅い
- 必須項目が正しく入力されてから、申し込みボタンを表示する
- フォームの背景にうっすら商品画像
- フォローメールのオプトインの同意を必須に
- そ(んなんうぜえだろ!!!)
アップセル率を引き上げる方法
アップセルとは、無料モニターの申し込みをしようとしたユーザーに、本商品を買ってもらうこと
- アップセルの提案はLP内ではなく、確認画面にする
- 確認画面の左側にモニター申し込み、右側に本商品申し込みのボタンを置く
- (間違えて押しちゃう人でない?なんだかなー)
フォローメールで、引上率・リピート率を上げる方法
- 画一のメルマガなんて糞。顧客のフェーズに合わせたフォローメールを送ろう
顧客のフェーズに合わせた専用LP(ランディングページ)を作り、フォローメールからのリンク先はそこにする
- お試しをしたユーザー -> 本商品を買いませんかメール -> それ専用のLP
- 本商品を買ったユーザー -> 定期購入しませんかメール -> それ専用のLP
メールの配信タイミングを客の消費サイクルに合わせる
- 初回に購入した商品が30日ほどで使い終わるものならば、30日後前後に何度かメールを送る
メールの配信時刻を客の初回申し込み時刻に合わせる
メールの送信者は個人名に
- 企業からのメールは無視されがちなので、個人名を入れると開封されやすくくなる。
- (うーん)
メールの件名は業務連絡風に
- ダメ「☆☆今だけ☆☆人気のはんぺんがなんと20%OFF☆☆お得☆☆」
- よい「【重要】加藤さんへ、ほげ化粧品に関するお知らせです」
- 広告臭いメールはゴミ箱直行されるので。
メールの中身に、URLや絵文字などが多すぎるのはダメ。いろんな商品の情報が多すぎるのはダメ。
メールからワンクリックで申し込みできるようにする
- ログインとかさせるのは離脱につながるので、メールからのリンクをクリックしただけで、あとは申し込み完了のボタンを押すだけの状態にすべし
- (セキュリティ的に問題あるだろうよ。。。)
その他
- ネットでクチコミ(友達紹介)率を上げるには、LPではなく、完了ページにいいねボタン
最後にもう一回アフィ
<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み
- 作者: 加藤公一レオ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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