なんとなく参加した講演会で、今までグロースハックは胡散臭いだけのバズワードと思っていたことを反省した
geechs株式会社主催のグロースハックに関する講演会に行ってきた。
[TECH VALLEY #4]豪華な顔ぶれ!今話題の4社でグロースハックパーティ♪ http://geechs-magazine.com/tag/event/techvalley4
・グロースハックロードマップ 〜誰もが勘違いしているグロースの順番〜(梶谷健人氏) ・グロースハックを実現するために求められるエンジニア像とは?(加藤羽也人氏) ・アニメ化決定!音ゲー「SHOW BY ROCK!!」リニューアルの裏側(伊藤啓氏) ・NewsPicksグロースハック実践 ー 実際に使っているKPIビューワーをチラ見せ!(杉浦正明氏)
これが思いの外大当たり。学ぶべきことがたくさんあった。
グロースハックという言葉自体最近よく使われるようになってきて、また多くの人にとっては胡散臭い胡散臭いバズワード的なもの程度にしか思われていないものだと思うし、俺自身そう思っていたが、それが覆された感じ。
登壇した人は、ちゃんと自分の実体験を交えグロースハックというものを研究し、モデル化していた。
まだうまくまとめられていないので、とりあえずほぼ生メモ状態のものを投稿。
明日以降随時加筆していく予定。
こんな汚いメモ書きより、ちゃんとした講演資料公開してくんないかな。
追記。公式のまとめ来てた https://geechs-magazine.com/tag/event/20150428
梶谷健人氏
どんな人?
- 株式会社VASILYのグロースハッカー
- 「iQON」の事業責任者
- イケメン
講演内容
- グロースハックって具体的に何をしたらいいかわからなくね
- マクロフェーズにはミクロフェーズがある
- 以下、それぞれで何したらいいか自分なりにモデル化した
こっからマクロ
- グロースハック = 「数値、ユーザーの声をもとに、ユーザーの数や質を成長させる仕組みをプロダクト自身に入れること」
- よくAARRRという言葉が言われるが、これはグロースハックに向いていない
- AARRR = 「Acquisition(ユーザー獲得)、Activation(利用開始)、Retention(継続)、Referral(紹介) 、Revenue(収益の発生)」
- AARRRはユーザーがサービスとの関わり合い方の順番であり、プロダクトオーナーがこの順でサービスを開発していけばいいわけではない。
- グロースハックにはARRRAモデルがふさわしい
- 「Activation(利用開始)⇒Retention(継続)⇒Referral(紹介)⇒Revenue(収益の発生)⇒Acquisition(ユーザー獲得)」
- 最後のAはacquition(獲得)のこと
- つまり、製品を広めるのは最後の最後でいい。
- この点はlean analyticsなどの意見とも一致
- 特に重要なのは、最初のA(Activation)R(Retention)が大事
こっからミクロ
- ミクロフェーズとは、上述で5段階に分けた各フェーズでそれぞれ何をするべきかということ。
- 時間がないので最初のA= Activationフェーズの説明をする
- Activationフェーズ1 (Problem Solution Fit:誰のどんな課題をどうやって解決するか?)
- 例zappos 表のサイトだけ作って、裏は手動で回していた、そして検証
- このフェーズの検証はジャベリンボードをつかってやるとよい
- これは、スタートアップの仮説はほぼ間違っているので、その間違いをすぐ気づいて治す手法
仮説の検証方法には、町中インタビューを行う
Activationフェーズ2(User Onboarding:新規ユーザーを継続ユーザーになってもらう)
- ここで重要なのはvalue proposition、利用方法の理解、AHAモーメント
- [TODO] vp xxxxとは、ウォークスルー
- [TODO] AHA 登録したのに誰も友達がいない ー> twitter最初にフォローさせる
- ここではgrowth canvasというのを使っていた
加藤羽也人氏
どんな人
- 株式会社ウィルゲートのエンジニア
- 「暮らしニスタ」の立ち上げメンバー
講演内容
GHを求められるエンジニア像
グロースハックの生まれたきっかけ
グロースハックとは?
- 効果検証から学ぶサイクルを早くまわすこと
熱狂的なファンを獲得すること
product market fit -> transition to goth -> growth
エンジニアに必要なこと(チーム)
おすすめ記事より、丁寧なお問い合せ対応を優先した 熱狂的なファン
作るよりも使いこなす
code generaterで管理画面の自動生成。余計な工数が増えないように
伊藤啓氏
どんな人
- ギークス株式会社のディレクター
- 「SHOW BY ROCK!!」を担当
講演内容
- party trackのいいよ
- キャンペーン事のKPIが見れるよ
- DAUは糞。ノイズばかり。
- FQ5を指標にしてる。(FQ5 = 直近5日間のログイン日数が5日のユーザー数)
- あとファネル
- あとtwitter / 2ch をKPIにしてyくみてる。重要!
杉浦正明氏
どんな人
- 株式会社ユーザベースのディレクター
- NewsPicksの開発リーダー
講演内容
アクセス分析ツールについて
- 分析ツールはいろいろ使ってみたけど、なんかしら不満。。 analytics、fluppy、mixponel、party track、fox
- なぜなら生データにクエリを直接発行したい!
- というわけで自作することに
- 概要fluentd -> S3 -> redshift
- Big Queryも検討したけど、クエリ課金なので。。。treasure dataも検討したけど
KGIとKPI
- KGI 最終的なゴールとなる値
- KPI KGIを達成するためにブレイクダウンしたもの
- KGI∈KPI
- KGI例( 有料ユーズ数 DAU MAU エンゲージメント)
- KPI例 [TODO]
- DAUはノイジー 広告で増えたり、外部メディアに紹介されたり、バズったり、炎上したり、なんでDAUがあがったんだ!調べろと社長が言って時間を潰されたり。(あるある。。)
- DAUを分解 新規、 既存(ビギナー、ライト、カムバック、ベースユーザー=FQ5)
- FQ5を重要視している
- あとファネル大事
- コホート 一週間ごと、フェーズはすごい細かい20以上? ダウンロード、仮登録
総括
- 全体を通してとても勉強になることばかりだった。
- 部分部分ではなんとなく、自分でも感じていたことが、うまく言葉で説明され、しかもその部分部分の関連性までしっかりハマった感じ。
- 特に最初に登壇してくれた梶谷さんは、熱量があり、スピーチもうまく、かつ内容もとてもまとまっていた。
- しかもイケメンだし、本当にいけ好かない野郎だ。とりあえずブログはFeedlyに登録した。あと6月に本を出す予定らしいので、絶対買う。
でたので買った。
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- 作者: 金山裕樹,梶谷健人
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